落穂拾い (C++をもう一度)
[履歴] [最終更新] (2019/05/30 01:17:24)
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コマンドライン引数

#include <iostream>
using namespace std;

int main(int argc, char* argv[]) {
    for (int i = 0; i < argc; ++i) {
        cout << argv[i] << endl;
    }
    return 0;
}

system関数

#include <iostream>
#include <cstdlib> // system() を使用するため
using namespace std;

int main() {
    system("pwd"); //=> /path/to/here
    return 0;
}

強制終了

#include <iostream>
#include <cstdlib>
using namespace std;

int main() {
    exit(EXIT_FAILURE); // 引数を持つ。静的変数の後片付けを行う
    abort(); // 引数を持たない。静的変数の後片付けを行わない
    return 0;
}

ヘッダファイルのプリコンパイル

$ g++ pch.h

とすると pch.h.gch が生成されます。

#include "pch.h"

において pch.h ではなく pch.h.gch が優先的に利用されるようになります。コンパイル時間の短縮が期待できます。

アラインメント

32ビット機はメモリに 32bit (4バイト) 単位でアクセスします。バイト境界には N バイト境界 (N=2,4,8,...) があり、32ビット機については N=4 が重要です。4バイト境界をまたぐデータがある場合、たとえ合計で4バイトであったとしても二回のメモリアクセスが発生して非効率です。これを避けるためバイト境界を揃える (alignment) 処理がなされます。例えば合計4バイトの int 型変数の領域は4バイト境界に揃えて確保されます。構造体やクラスのメンバそれぞれが独自にアラインメントされた結果、メンバ間に隙間がが発生することがあります。この隙間はパディングとよばれる意味のないデータで埋められます。

最適化の抑制

CPUは変数を利用する際に、変数の格納されたアドレスのメインメモリ領域からCPUのレジスタにデータを読み出します。頻繁にアクセスするデータに関しては、キャッシュメモリに保存しておくことでメインメモリへのアクセス回数を減らします。キャッシュメモリへのアクセスはメインメモリと比較すれば十分に高速ですがレジスタへのアクセスと比較すると低速です。そこで、コンパイラはメインメモリに格納しておく必要がないと判断した変数について、その存在を削除したりレジスタ上だけで扱ったりします。これは最適化の一種です。この最適化を抑制するためには volatile 修飾子を使用します。

#include <iostream>
using namespace std;

void MyFunc() {
    volatile int intval = 0;
    cout << intval << endl;
    // cout << 0 << endl; // 左記のコードに最適化されることを抑制
}

int main() {
    MyFunc(); //=> 0
    return 0;
}

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めるぽん / Wandbox

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    概要 よく使う python ライブラリのサンプルコード集です。 JSON #!/usr/bin/python # -*- coding: utf-8 -*- import json arr = [1, 2, {'xxx': 3}] # オブジェクト ←→ JSON 文字列 jsonStr = json.dumps(arr) arr2 = json.loads(jsonStr) # オ